海洋小説 《曙光》 MORGENROOD (2): 第二章・採鉱プラットフォーム

Przednia okładka
石田朋子, 7 wrz 2017 - 820

水深3000メートルの海底下で、揚鉱管や集鉱機を繋ぎ、採鉱システムを完成させる『接続ミッション』を六週間後に控え、現場の士気は最高潮だが、新参のヴァルターに対してマネージャーらの態度は素っ気ない。今さら潜水艇のパイロットなど必要ないという熟練スタッフに対し、ヴァルターはテスト潜航の必要性を力説し、そこにリズに片想いする大学生兼パイロット補佐のエイドリアンが絡んで、三つ巴の様相となる。そんな彼を温かく励ますリズと次第に心を通わせるようになるが、二人の間には、父親であり上司でもあるアルの存在が巌のように立ち塞がっていた


■作品の概要


宇宙世紀、無人探査機『パイシーズ』が、みなみのうお座星域より一つの鉱石を持ち帰る。そこに含まれる未知の稀少金属『ニムロディウム』によって、宇宙開発技術は劇的に向上するが、世界最大のニムロデ鉱山がファルコン・マイニング社の手に落ちたことから、恐怖と寡占による一党支配が始まる。

マイニング社の横暴に風穴を開け、幾多の鉱業問題を解決する為、特殊鋼メーカーの雄、アル・マクダエルは前人未踏の海底鉱物資源の採掘に挑むが、採鉱システムの完成を前に、チームリーダーの失踪という憂き目に遭う。

急遽、代役を探し求めるが、紹介されたのは、半年前に解雇された潜水艇のパイロット、ヴァルター・フォーゲルだった。半信半疑で身上調査していたところ、パスワードでロックされた『リング』の鳥瞰図を覗き見てしまう。それは大海原に直径15キロメートルの二重ダムを築き、内部の海水をドライアップして、海底面に都市空間を創出するというアイデアだった。

これこそ惑星表面積の97パーセントを海洋で覆われた惑星《アステリア》の未来を変えると確信したアルは、早速、ヴァルターに面会し、アステリアに連れ出すことに成功するが、アルの愛娘、リズが彼に一目惚れしたことから、アル自身の運命のシナリオも微妙に狂い始める。


ニーチェの名言『これが生だったのか、よし、それならもう一度』をテーマに、鉱業、海洋科学、建築、情報ネットワークなど、様々な雑学を織り交ぜてお送りする人間ドラマです。

SF的なトリックより、人間描写と社会問題を第一にしています。

どんでん返しやアイテムなど、ストーリーを追う作品ではないですが、青年期の葛藤と心の成長、仕事と生き甲斐、恋愛など、人間ドラマに興味のある方には読み応えがあります。

 

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Informacje o autorze (2017)

1995年に「深海」「海底鉱物資源」「オランダの締め切り大堤防(アフシュライトダイク)」、ニーチェの『ツァラトゥストラ』、ワーグナーのオペラに着想を得て、資料収集を開始。出産・育児で10年間中断し、2017年にようやく脱稿しました。

映画・音楽・書籍のレビューと、恋と生き方のエッセーを得意とし、文芸系サイトの運営を手掛けています。

古典と80年代サブカルチャーの大ファン。モットーは寺山修司の『詩を作るより、田を作れ』です。


発行元サイト https://novella.works

Informacje bibliograficzne